失敗しない荷造りの方法

荷造りの基本

引越しを行う上でもっとも大変なのが荷造りでしょう。慣れないことなのでなかなか思い通りにはかどらないばかりか、いざ新居につくとどこに何があるのか分からない。こんなことにならないためにもこちらの荷造りの基本はしっかりと頭に入れて下さい。家財道具ごとの荷造り方法は別ページで詳しく解説しますので、まずは全般的に言える基本中の基本から。

基本中の基本となるキーワードは2つ。運んでも壊れにくいこと運びやすくすること。この2点が荷造りの基本であり、実は極意でもあるのです。運ぶ際に壊れにくい荷造りは大抵誰でもできます。壊れやすい物はバスタオルででもぐるぐる巻きにすれば良いのですから当たり前。忘れてはいけないのは運びやすくすることでしょう。どんなに頑丈に荷造りをしたところで10階のマンションのベランダから落とすと壊れます。極端な例ですが、運びやすい荷造りがされていればベランダから落ちることも少ないでしょう。箱の底が抜けて中身が全て落ちてしまうようなこともありません。3人がかりで運ばなければならないような重たい箱を作成してしまうことも無いでしょう。食器を荷造りするときでもタンスを荷造りするときでも同じです。運んでも壊れにくいこと運びやすくすること。この2つをしっかりと頭に入れておけばまず間違いがないでしょう。

荷造りの前に準備するもの

  • 新聞紙一か月分くらい。食器や小物の量によります。ただ、梅雨時など湿気の多い時期に引越しを予定されている方は、食器や小物に新聞の印刷が写ってしまう恐れがありますので、引越し業者の用意する皿巻き紙(ホームセンターでも売っています)を使用したほうが良いでしょう。
  • ダンボール箱。引越し業者さんが売ってくれます。自分で用意するのであればなるべく丈夫でなるべく大きさが統一されたもの(S、M、Lの3段階くらいが良いでしょう)を用意してください。スーパーなどでもらえるおかしの箱などは丈夫さにかけますので衣類など軽いものを入れるようにしましょう。あまりにも大きすぎる箱は使い勝手が悪く引越しには不向きです。みかん箱のような箱は頑丈なので書類や食器を入れるのに向くと思います。必要なダンボール箱の目安としては、タンス1棹につき大き目の箱が4〜5枚、食器棚1台につき小さ目の箱が9〜10枚、本棚1台につき小さ目の箱が6〜8枚程度です。
  • 古タオルや古バスタオル。少しできてしまった隙間をうめるために使用したり、壊れやすいものをバスタオルでくるんだり。用意できるようであれば荷造り用に確保しておいて下さい。
  • 紙製のたまごパック。小物やアクセサリーなどを詰めるのに便利です。
  • ガムテープ
  • 荷造り用のひも。ビニール製の丈夫なものが望ましいです。じゅうたんを丸めてしばったり、物干し竿をしばって一まとめにしたり、テレビ台を巻いて運搬中にふたが開かないようにしたり。様々な用途で使えます。
  • マジック
  • 軍手。滑り止めゴムがついているタイプが使い易くてお勧めです。
  • 不要な布団。荷造りや箱詰めを布団の上で行うことによって、床に傷がつきにくくなります。
  • カッターナイフ

荷造りの順番

次に効率の良い荷造りの順番を紹介しましょう。何はともあれ使わないものから荷造りを始めて下さい。冬に引越しをされるのであれば夏服や扇風機。普段は読まない百科辞典。物置の奥の方に眠っている使っていないもの。このように使用頻度が低いものから順番に片付けていくことが効率の良い荷造りとなります。いざ荷造りはしてみたけれどやっぱり必要になり片っぱしから箱を開けて…なんてことが少なくなると思いますので。

もし使っていない部屋があるのであれば、そこに荷造りが終わったものを積み上げていくのも良いでしょう。例えば台所に積み上げる、リビングに積み上げる。こんなことをやっているとどんどんと自分の作業スペースが狭くなってしまいます。押入れの中から荷造りを始め、荷造りが終わったものを全て押入れの中に入れていくのも良いかもしれません。移動や生活の邪魔にならないところを一箇所見つけ、そこに積み上げるのも良いかもしれません。ゆったりとした気分で荷造りをするためにもぜひ試してみて下さい。

箱詰めの基本

箱詰めの基本は重たいものは小さな箱、軽いものは大きな箱です。重いものを大きな箱に詰めてしまうと運びにくい、ってデメリットは確かにあります。ただそれだけではなく、小さい箱の方が頑丈なのです。引越し業者の用意する箱は大抵小さい箱を頑丈に作っていますし、もし同じ作りだったとしても小さい箱の方が物理的に歪曲しにくいのです。頑丈ではない(大きい)箱に重たいものを詰めると、箱が変形する、底が抜けるなど様々なデメリットばかりで何も良いことはありません。必ず重たいものは小さな箱、軽いものは大きな箱に詰めるよう心がけましょう。

箱の中に大きなすき間ができないようにして下さい。すき間がありますと運んでいる際に箱の中で中身が動き、中身が壊れてしまう場合があります。どうしてもすき間があくようでしたら、新聞紙やタオルなどを詰めると良いでしょう。

ダンボール箱を組み立てる際は、必ず底をテープで貼ってください。底を井桁に編むと中身の重さで箱の底が抜ける場合があります。新しいダンボール箱であれば、底面に貼るテープはI字型に貼るだけで強度的に十分です。必要以上にテープを貼ってしまいますと箱を片付ける際に手間がかかることとなります。ただし、強度の弱いダンボール箱や古いダンボール箱を使用する際には、底面をH型にテープで貼っておいた方が良いでしょう。古いテープが貼ってある場合は必ずはがしてから新しいテープを貼るようにしましょう。

また、一つの箱に複数の部屋のものを入れないということもポイントとなります。どこに何を入れたか分かりづらくなるばかりでなく、いざ箱を開けた際にうろうろしなければならないので効率が悪くなります。一人で荷造りをするのであれば、一部屋ずつ順番に終わらせていくのも良いかもしれません。同じ部屋の同じ棚にあるものを一つの箱に詰め、「何を入れたか」「どこの部屋のものか」を箱にマジックで書いておく。このちょっとしたことで箱出しがかなり楽になることは間違いありません。

さらに、新居ですぐに必要となるものには、壊れ易いものには割れ物注意、水物などが入っている場合は箱の上面になどのように、ちょっとした情報も添えておくと良いと思います。

余談ですが、マジックで中身を書くのは箱の側面にしておくと良いと思います。そして中身が分かるよう箱を積み上げておくのがポイントです。荷造りはしたけれどもやっぱり使いたいものがでてきた、新居で内容が分かるように引越し業者に並べてもらうなどデメリットよりもメリットの方が多いと思います。ベストな方法は上面と側面に中身を書くことでしょうが、これはさすがに手間がかかりすぎます。